便利な調理器具ですが、使い方次第では美味しくできる場合と、期待を裏切られてしまう場合があります。
よくテレビなどで、材料をすべて入れて、圧力をかけるだけでトロトロの豚の角煮が出来上がり!とやっていますが、実際は、豚の油のところは美味しくなりますが、赤身のところはぱさぱさになります。
理由は、最初に調味料をすべて入れてしまうからです。
調味料を入れずに、お湯、ネギ、生姜などだけで圧力をかける方法もありますが、それでも、赤身の部分は固くなります。
なので、
私が作るときは、角煮は圧力鍋を使わずに、時間をかけて作ります。
とろける具合が全然ちがいます!
箸で持てないくらい、とろっととろに出来上がります。レシピはまた今度公開しますね。
圧力鍋が活躍するときは、牛すじ料理のときです。
牛すじが安く手に入ったときは、大量に購入して、圧力鍋で下準備をしておきます。
やり方
①牛すじをお水で良く洗う
②圧力鍋に牛すじと、かぶるくらいのお水を入れます。
③上からネギの青いところと、スライスした生姜を入れます(牛すじの量にもよりますが、2~3枚くらい)
④圧力がかかったら、弱火にして、20分。あとは圧が下がるまで放置
これだけです。
ここでの茹で汁は捨てずにとっておきます。
①ザルにリードクッキングペーパーなどのキッチンペーパーを敷いて、茹で汁をこします。
②ザルにあげたお肉は、お水で良く洗います。
③茹で汁にまだ油が残っているようであれば、2回こします。
④それぞれ、別の容器に入れて冷蔵庫で保存。
冷蔵庫で保存した茹で汁は、コラーゲンでかちこちに固まります。これを捨てるのはもったいないですよね!!!
この二つを使って、よく作るのが牛すじカレーです。何もしなくても美味しいカレーができます。
私はグレイビー(カレーの素)を大量に作って、冷凍してあるので、それを入れるだけで美味しいスパイシー牛すじカレーが出来上がります。
もちろん、市販のルーでも。
市販のルーを使う場合は、茹で汁とひと口大に切った牛すじを入れ、全体に温まったら、カレールーを入れて少し煮込むだけ。野菜を入れる場合は、最初に炒めて、お水の代わりに茹で汁を入れてください。とても短時間で作ったカレーとは思えない味ですよ~