自然派ワインといっても明確な定義はないらしい。
一般のワインと何が違うのか、気になっていろいろと調べてみた。
【農業の近代化による変化】
ワインが造られるようになった大昔は、当然ながら、すべての農法が自然なものだった。
それが農業の近代化により、草取りの人件費を抑え、作業を簡単にする → 除草剤を使う
除草剤により土壌に本来あった有機生物が死滅 → 葡萄の木はあるが、葡萄が育たない、熟さない
葡萄を熟させるために化学肥料を使う → 安定した味、果実味ある葡萄が収穫できる
こうしてできたのが一般のワイン。
安定したクオリティで、安価で、大量生産。
人口酵母や、亜硫酸を沢山使っているワインもあるので、、安すぎるワインは注意したほうがいいと個人的には思う。
【昔の農法へと戻る動き】
農薬の進化で葡萄の安定した収穫が可能になったが、その反面、土地がどんどん痩せていく。
ワインの大量消費の時代もおわり、ワインに求められるのが量よりも質となった。
1990年代ごろから、昔の農法に戻ろうとする動きはあったが、うまくいかず、失敗した。
抜栓してみるまで当たりか外れかわからないようなワイン。
造り手の試行錯誤で、安定した状態の自然派ワインが造られるようになったのは、2000年代とのこと。
【自然派ワインとは】
自然派ワインには、ビオワイン、ヴァン・ナチュール、オーガニックワインなどが含まれる。
一般的に、農薬や化学肥料を使用せず、天然酵母を使用し、全房発酵、無濾過のワインのことを自然派ワインというが、ビオワイン、ヴァン・ナチュール、オーガニックワインで製造方法が少し異なる。
気になるのが、酸化防止剤の亜硫酸塩。
酸化防止剤無添加で流通させるのは難しく菌が繁殖して品質が劣化してしまう。
そのため自然派ワインでも、最低限の使用が許可されているとのこと。
使われている量はごくわずかで、ドライフルーツに添加されている酸化防止剤の1/10ほど。
【自然派ワインの味わい】
ピュアな味わい、葡萄の生き生きとした果実感、繊細で優しい味わい
ゆっくりと味わいながら飲みたいですね。
お店のワインは、自然派ワインにかえる予定です!
昨日、スパークリングを試飲しましたが、めちゃくちゃ美味しかった!
カバ チャンカレ ブリュット/CAVA CHAMCALET BRUT
熟した果実の香り、キレのある味わい。こちらは、お店におくこと決定です!