埼玉県の酒蔵さん「鈴木酒造」さんに行ってきました。明治4年創業の古い酒蔵さんです。
お店に入ると、右手の階段から2階にあがると「酒蔵資料館」があります。
古くから伝わる酒造りの道具や資料などが展示されています。
正直、それほど期待していなかったのですが、2階にあがってみると、かなり奥行があり、
いろんな展示物がありました。
右奥にすすむと、低い天井の部屋。昔つかっていた道具が展示されています。
さらに、先に進むと昔の酒造りの工程が古い絵と説明書きとともに展示されていました。
浮世絵師の豊原国周(とよはら くにちか)という方が当時の鈴木酒造さんの酒造りの様子を描いたもので、15枚あります。資料館にあったものは、それの写真です。残念ながら、絵がいたんでいて、あまりよくわからないものもありました。
各浮世絵には、各工程ごとに「~の部」というタイトルが付いています。
こちらは、米洗いの部。説明にもありますが、2人で交代で洗って、3時間くらいかかったとのこと。冬場の冷たい水を考えると、めちゃくちゃ大変だっただろうなぁ、、
火落ち(お酒が腐敗してしまうこと)を防ぐための火入れの説明。
火入れの温度を見る方法として、「酒の表面に指をいれて三度往復させて耐え難い温度にいたるを定度とする」と書いてあります。
こちらで購入したのは、この4本。
「大手門 生 吟醸本生」は飲みました! フルーティな味わいですが、ほのかに苦みを感じるというか、独特な味わいがあり、美味しかったです。飽きずに飲めるお酒です。